俳優の佐藤健が4日、東京国際フォーラムで行われた主演映画『亜人』(9月30日公開)の完成披露試写会に、綾野剛、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波、本広克行監督、THE ORAL CIGARETTESとともに登場した。

前列左から浜辺美波、千葉雄大、玉山鉄二、佐藤健、綾野剛、城田優、川栄李奈。後列左からTHE ORAL CIGARETTES、山田裕貴、本広克行監督

同作は、桜井画門による同名漫画を映画化。研修医の永井圭(佐藤)はある日交通事故に遭って死亡するが、直後に肉体が復活し、生き返る。絶対に死なない新人類【亜人】と発覚した圭は研究施設に監禁され実験のモルモットとなるが、【亜人】仲間に救出される。しかし、人間でいたい圭は亜人の仲間と対立していくことになる。

舞台挨拶は、主題歌を担当するTHE ORAL CIGARETTESの生演奏から始まり、佐藤がハンドバズーカを6発発射するというド派手な演出で幕を開けた。主演を務めた佐藤は「死なないもの同士の戦いって、一歩間違えると茶番になる可能性もあって、亜人だからこそできることや意味のある戦いにしていかなければいけないのが難しかったところです」と撮影を振り返る。

佐藤と激しく戦闘した綾野は「やっぱり、佐藤健を追い込むのはなかなか楽しかったですね。いい顔をするんですよ」とニヤリ。「本当に彼とは信頼関係で成り立っているので、本当に彼とだったからあそこまでのアクションを最後までやり抜くことができた」と佐藤への信頼を語る。「リセットするということをアクションに織り込んで、頭脳アクションバトルという、新感覚になっていることは間違いありません」と自信を見せた。

また佐藤は「やられる側の芝居が多かったので、高いところから落ちたり、痛い思いをしたんです」とアクションの様子を明かし、「撮影が終わったら、2cmくらい首が縮みました」と驚きの告白。さらにアクションのために食事制限をしたという綾野は、「(佐藤と)2人でほぼ同じメニューをほぼ毎日食べてましたね」と、制限の日々を振り返った。