「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」(山口DC)の開幕に合わせ、2日に臨時快速「『山口DCオープニング』号」が運行された。青い12系客車を電気機関車EF65形1133号機が牽引。山陽本線広島~新山口間・新山口~下関間を走行した。

臨時快速「『山口DCオープニング』号」は12系客車をEF65形が牽引

臨時快速「『山口DCオープニング』号」は9月2日に広島駅8時16分発・新山口駅10時37分着、新山口駅13時38分発・下関駅14時43分着、新山口駅17時56分発・20時24分着の計3本設定され、いずれも新山口駅で「SLやまぐち号」または「SL『ありがとうレトロ客車』号」との接続が図られた。同列車に使用された12系客車は、スハフ12-155、オハ12-341、オハ12-345、オハ12-352、スハフ12-129の5両編成。車内はボックスシートだった。

昼の下り下関行は新山口駅2番線ホームからの発車となり、1番線ホームに到着した「SL『ありがとうレトロ客車』号」(12系レトロ客車を蒸気機関車C56形160号機・ディーゼル機関車DD51形1043号機が牽引)、3番線ホームに特別展示された蒸気機関車D51形200号機と並ぶ場面もあった。夕方の上り広島行は「SLやまぐち号」が2番線ホームに到着した後、4番線ホームから発車。新山口発の2本とも、全車指定席ながらほぼ満席での発車となり、鉄道ファンらが多く乗車している様子だった。

17時30分頃、新山口駅2番線ホームに「SLやまぐち号」が到着。「『山口DCオープニング』号」(新山口駅17時56分発、広島行)は4番線ホームで発車を待っていた

臨時快速「『山口DCオープニング』号」に使用された12系客車の外観