フィッシング対策協議会は9月1日、2017年8月のフィッシング報告状況を明らかにした。同協議会に寄せられたフィッシング報告件数は前月度より521件とほぼ倍増し、直近1年で最も多い1,100件となった。

フィッシング報告件数はここ1年で最も多い

また、フィッシングサイトのURL数も957と前月より341の増加。フィッシングに悪用されたブランドの数は24で、特にAppleを語るフィッシングメールの報告を多く受けたという。そのほか、LINEを偽るフィッシング報告も多く、少数ではあるが仮想通貨関連サービスのフィッシングサイトも報告されているそうだ。

フィッシングサイトのURLも増えている

マイナビニュースでも、8月はAppleAmazonをかたるフィッシングメール、果ては警察庁を装い金銭を要求するフィッシングサイトまで、様々なフィッシングの手口について報じてきた。

難しいかもしれないが、フィッシングサイトでアカウント情報(メールアドレス、パスワード)や、クレジットカード番号などの個人情報を絶対に入力してはいけない。不審なメールや、フィッシングかどうか判断がつかないメールを受け取った場合は、各サービス事業者の問い合わせ窓口に連絡してみるとよいだろう。