AIG富士生命がFWD富士生命に社名変更 - 日本市場へ進出

AIG富士生命保険は9月1日から、社名を「FWD富士生命保険」に変更した。社名変更は、2017年4月に香港などに拠点を持つ保険会社であるFWDグループの100%子会社となったことを受けたもの。

AIG富士生命からFWD富士生命に社名変更(写真左:FWDグループ CEO フン・タン・フォン氏、写真右:FWD富士生命保険 代表取締役社長兼CEO 友野紀夫氏)

香港やシンガポールなどで事業展開

FWD富士生命保険は1996年8月に「富士生命保険」として事業を開始。2011年にはAIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)系列の完全子会社となり、2013年に商号を「AIG富士生命保険」とした。このたびの社名変更は、AIGが2017年4月にAIG富士生命保険の全株式をFWDに売却し、日本における生命保険事業から撤退したことに伴うものである。

2013年に設立されたFWDグループは、「金融サービス」「通信・メディア・テクノロジー」「不動産開発」の事業を展開するパシフィック・センチュリー・グループ(PCG)の保険事業部門。デジタルテクノロジーを強みに香港やタイ、シンガポールなど東南アジアを中心に保険事業を展開しており、富士生命保険の買収により日本の保険市場に参入する。

9月1日に行われた記者発表会に登壇したFWDグループ CEOのフン・タン・フォン氏は次のようにコメントした。

「保険業界では成長著しい東南アジア市場にシフトする企業が多いが、日本は世界で2番目に大きな保険市場である。その重要性は元より、利益性も高い。また日本は香港やシンガポールのように規制が整った国であり、日本がFWDにおける第3の成長エンジンになれば、グループ全体で安全な資産を持つことにつながるだろう」

2021年までの5カ年事業方針

同社は今後の目標として、FWDの強みであるデジタルテクノロジーを生かし、新契約年換算保険料(ANP)を5年後の2021年度までに490億円(2016年度は311億円)まで伸ばすと述べている。事業方針としては、若年層を中心とした顧客層の拡大、FWDブランドを具現化した新商品開発、販売チャネルの強化などを行う予定とのこと。

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