米Lenovoは8月31日(ドイツ時間)、ドイツのベルリンで開催されるの家電製品展示イベント「IFA 2017」に合わせて、Microsoftの複合現実(Mixed Reality)に対応したヘッドセット「Lenovo Explorer」を発表した。今後数週間以内の発売を予定し、参考価格はヘッドセット単体が349ドル、コントローラーとのセットで449ドル。なお、レノボ・ジャパン広報によると、日本国内での販売も予定するが、価格や時期などは追ってアナウンスするという。

CES 2017COMPUTEX TAIPEI 2017で展示されていたWindows Mixed Reality対応のヘッドセット。本体にセンサーを内蔵し、外部センサーを必要とせずにヘッドセットの位置を検出可能で、PCのUSBポートとHDMIポートにつなぐだけでセットアップが完了するという。Windows Mixed Realityの最小要件で動作する。

  • OS:Windows 10 (RS3) Fall Creators Update
  • CPU:第7世代以降のIntel Core i5プロセッサ(2コアでHT対応)
  • メモリ:8GB DDR3 Dual Channel
  • 空きストレージ容量:10GB
  • グラフィックス:Intel HD Graphics 620、もしくはそれ以上の性能を持ったDirectX 12対応内蔵GPU
  • グラフィックスドライバ:Windows Display Driver Model (WDDM) 2.2
  • ディスプレイ:800×600ドット(VGA)以上
  • インタフェース:HDMI 1.4/ DisplayPort 1.2×1、USB 3.0×1

長時間の利用や没入感を高めるために、380gと軽量に仕上げたほか、バイザー部分のクッションで装着感を調節できる。また、バイザーの上部にヒンジを設け、跳ね上げることで頭に付けた状態でヘッドセットを外すことができる。

コントローラーはトリガー、サムスティック、タッチパッドなどを備えたもので、形状からMicrosoftのWindows Mixed Reality用モーションコントローラと同じものとみられる。こちらもマーカーや位置検出用ユニットは不要だ。PCとの接続はBluetoothで行う。このほか、Xboxコントローラやキーボード・マウス、Cortanaでの音声入力もサポートする。

ディスプレイサイズは2.89インチ×2、解像度は2,880×1,440ドット(単眼:1,440×1,440ドット)で、視野角は110度。2基のモーショントラッキングカメラに加えて、センサーはジャイロスコープ、加速度計、磁力計、近接センサー。インタフェースはHDMI 2.0×1、USB 3.0×1。本体サイズはW185.1×D102.1×H94.8㎜、重量は380g。