エプソンは8月31日、A3ノビに対応するインクジェット複合機「PX-M5081F」と「PX-M5080F」、インクジェットプリント「PX-S5080」を発表した。いずれも10月の発売を予定する。価格はオープン。店頭予想価格は「PX-M5081F」が4万円台前半、「PX-M5080F」が3万円台前半、「PX-S5080」が3万円台半ば。

PX-M5081F

PX-M5080F

PX-S5080

従来比2倍の総印刷枚数約15万ページの高い耐久性を備えたビジネス向けモデル。「PrecisionCoreプリントヘッド」により、普通紙で600dpiの高画質印刷を実現するほか、全色に顔料インクを採用することで鮮明なカラープリントが可能だという。 また、ユーザー自身で交換できるメンテナンスボックスを搭載し、ダウンタイムの低減を図る。

「PX-M5081F」と「PX-M5080F」は、コピー、スキャン、ファクス、自動両面印刷に対応した複合機で、新たに搭載した4.3型タッチディスプレイにより快適に操作できる。ファクス機能を強化。操作パネル状にクイックダイヤルボタンを搭載し、ボタンを押すとアドレス帳に登録した番号で送信先を指定可能。さらに背景の色を除去して原稿を読み取り送信できる。

「PX-S5080」はシングルファンクションプリンタだが、「PX-M5081F」や「PX-M5080F」と同様にインクジェットプリンタならではの低コストを実現するという。

給紙容量は「PX-M5081F」と「PX-S5080」が501枚(250枚トレイ×2、背面手差し)、「PX-M5080F」が251枚(250枚トレイ×1、背面手差し)、ランニングコストはカラーで約7.6円、モノクロで約2.5円。印刷速度はカラーが10枚/分、モノクロが18枚/分。ファーストプリントがカラー約10.5秒、モノクロ約7.0秒。

「PX-M5081F」と「PX-M5080F」の主な仕様は、印刷方式がPrecisionCore方式、解像度が4,800×2,400dpi。対応用紙サイズはA3ノビサイズまで。ADFにセットできる原稿は約35枚。スキャン機能は、読み取り解像度が最大9,600dpi、読み取りサイズが最大297×432mm。

インタフェースはUSB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズ(使用時)と重量は、「PX-M5081F」がW567×D817×H418mm/約22.3kg。「PX-S5080」がW567×D817×H340mm/約18.8kg。

「PX-S5080」の主な仕様は、印刷方式がPrecisionCore方式、解像度が4,800×2,400dpi。対応用紙サイズはA3ノビサイズまで。ADFにセットできる原稿は約35枚。インタフェースはUSB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズと重量は、W567×D807×H323mm/約15.6kg。