先進国と途上国、プログラミング言語との関係どう違う?

Stack Overflowは8月29日(米国時間)、「A Tale of Two Industries: How Programming Languages Differ Between Wealthy and Developing Countries - Stack Overflow Blog」において、国の所得と利用されているプログラミング言語の関係について分析した結果を発表した。所得が高い国ではPythonやR、C/C++などへのアクセスが多い一方、所得の低い国ではAndroidやPHPに関する記事へのアクセスが多いという。

分析対象となったデータは2017年1月から8月までトップ250タグに関するもの。ノイズを減らすために対象期間に質問へのアクセスが500万を超えていた64カ国に絞った結果が掲載されている。分析した結果、国の所得に対してPythonとRには正の相関があり、AndroidとPHPには負の相関があるとしている。ただし、韓国からはAndroidへのアクセスが高く、中国からはPythonへのアクセスが高いといった例外もあると指摘している。

Tag traffic vs per-capita GDP - 資料: Stack Overflow提供

Differences in technologies visited between high-income countries - 資料: Stack Overflow提供

加えて、所得の高い国と低い国の間にはデータサイエンス技術に大きな違いが見られ、所得の高い国ほどこうした技術へのアクセスが多いことが指摘されている。C/C++も所得の高い国からのアクセスが多く、記事では教育や製造業・エレクトロニクス関連の立地がC/C++へのアクセスを増やしている可能性があるとしている。PHPは所得の低い国からのアクセスが多く、特にCodeIgniterといったフレームワークへのアクセスが多いとしている。これはWebサイト開発のアウトソーシングなどで使われているからではないかと指摘している。

ただし、記事では、プログラミング言語の選択が国の所得に影響を与えているとは考えておらず、国の所得には教育水準、ソフトウェア産業の年齢、アウトソーシング水準など複数の社会的および経済的要因が関係していると説明している。

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