インターネットサービス企業のNetcraftは8月29日(米国時間)、「August 2017 Web Server Survey|Netcraft」において、2017年8月のWebサーバ調査の結果を発表した。2017年8月はNginxとMicrosoft IISがシェアを増やした。Nginxは50,800(3.6%)の増加、Microsoft IISは5,000(0.3%)の増加となっている一方、Apacheはシェアを減らしている。この傾向はこの数年続いており、今後も継続するものと見られる。

Web server developers: Market share of all sites - 資料: Netcraft提供

Web server developers: Market share of the top million busiest sites - 資料: Netcraft提供

Apacheは2012年頃からシェアの下落が続いている。全体のシェアとしてはMicrosoft IISのほうが多い状況になっているほか、NginxのシェアがApacheのシェアに近づいており、こうした傾向が続いた場合はNginxのシェアがApacheのシェアを超えて第2位になる可能性がある。

トップ100万サイトではすでにNginxのシェアが2位になっている。1位はApacheのままだが、長期にわたって下落傾向が続いており、現在の推移が続いた場合はトップ100万サイトにおいてもNginxのシェアが1位になる可能性が高い。Nginxは高い性能が期待できることから、特にアクセスが多いサイトにおいて採用が進んでいる傾向が見られる。