セゾン情報システムズは8月30日、アプレッソが開発し、セゾン情報システムズが販売を行うデータ連携プラットフォーム「DataSpider Servista」の新しいアダプタとしてSCSKが開発した「SAP ERP」対応の「DataSpider Servista ERP Adapter for SAP」の販売を開始したと発表した。

DataSpider Servista ERP Adapter for SAPは、大規模なデータ連携を迅速に実現できるデータ連携プラットフォーム「DataSpider Servista」のアダプタとして、SAP ERPと周辺システムとのデータ連携をスムーズに実現するために開発されたソリューション。

DataSpiderとSAP ERPをSAP Java Connectorを介して連携し、SAP ERPのアプリケーションとのデータ連携をスピーディに、簡単に、ローコストで実現できるという。なお、従来のSAPアダプタも引き続き販売するため、要件・用途に合わせ両アダプタを選択することで、顧客のSAP ERP連携ニーズに対応していく。

接続イメージ

製品ラインアップは、SAP ERPからの大容量のデータ抽出用途である「DataSpider Servista ERP Adapter for SAP Table Query Edition」、SAP ERPへのデータ入出力用途の「DataSpider Servista ERP Adapter for SAP Basic Edition」、SAP ERPへのデータ入出力用途、およびSAPからの大容量のデータ抽出用途である「DataSpider Servista ERP Adapter for SAP Advanced Edition」の3つ。

Advanced Editionは、BAPI/RFC、IDoc/ALE、テーブル/クエリでの連携をサポートし、SAP ERPとのインバウンド処理、アウトバウンド処理、トランザクション処理が可能。BAPI/RFC連携におけるトランザクション制御やリターン値チェック、IDoc/ALE連携におけるTID管理など、SAP ERP連携開発における機能を用意している。

また、Basic EditionではSAP ERPとの接続をグローバルリソースで実現し、DataSpider Servista単独での設定、開発ができる。SAP ERPのアプリケーションに対し、DataSpider Servistaからシームレスにアクセスできるため、設定とテスト実行のサイクルを迅速に行えるという。

標準価格はTable Query Editionが180万円、Basic Editionが280万円、Advanced Edition350万円。