シチズン時計マニュファクチャリングは8月29日、連結子会社であるシチズン時計鹿児島の敷地内に工場棟を増設することを発表した。

シチズン時計鹿児島の新工場棟のイメージ図

シチズングループの腕時計部品の製造工場として1991年に創立したシチズン時計鹿児島は、腕時計の駆動装置(ムーブメント)に使用する歯車・ネジ・チューブ・軸・ピン・機械式時計特殊部品など精密部品を製造している。新工場棟建設は5年ぶりとのこと。

増設する工場は2階立てで同敷地内に5つ目の工場棟とのこと。1階部分は製造工場でこれまで分散していた工程を集約し、工場全体で製造用機械を最適に配置することで生産能力の向上を期待するとしている。また、2階部分は新たに給食施設を伴う社員食堂を設け、従業員の働く環境の改善にも取り組むという。

新工場棟は、2017年7月着工、竣工は来年3月、稼動は同4月の予定だ。