サッカー日本代表が29日、31日に行われるワールドカップアジア最終予選オーストラリア戦に向けて埼玉スタジアムでトレーニングを実施。DF長友佑都(インテル)は、心配されていた左太もも裏に張りについて、「問題ない。大丈夫です」と話した。

長友佑都

6大会連続6回目のW杯出場がかかるオーストラリア戦。長友は「オーストラリアはフィジカルが強くて高さもあって、と言われているけど、彼らはつないできて蹴ってこない」と相手を分析する。

勝負のポイントについては「中はフィジカルもあって堅いので、サイドが勝負になると思う」とし、「相手のフォーメーション的にも、サイドで数的優位を作って攻めていければ、そこで勝負に勝てれば試合は優位に進めるんじゃないか」と予想。「頭を使いながらやらないと、フィジカル勝負では勝てない」と語った。

守備に関しても、「フィジカルのある選手はいるけど、ボールは蹴ってはこない。しっかりとついて裏をとられないようにしていれば防げるんじゃないかなと。サイドバックもしっかり、センターバックが競り合ったあとのカバーを意識しないと」とイメージ。

「ホームなので勝たなければいけないですし、アグレッシブにいくという気持ちは持っています」と意気込む長友だが、「気持ちが先行して、前の選手は行っているのに後ろの選手は行けてないとか、そういうギャップができると一番試合が混乱する」とも言い、「経験ある選手たちが声を出してまとめていかないといけない」と、プレー以外でもベテランならではの役割を果たすつもりだ。