日立アプライアンスは8月29日、業界最大の洗濯容量(日立調べ)を誇るドラム式洗濯乾燥機「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム」(BD-NX120B)を発表した。発売は9月16日。容量、大きさの異なる3機種を用意した。

BD-NX120B

最上位モデルのBD-NX120Bは、容積約85Lのドラム槽を搭載し、容量12kgまでの洗濯・脱水、6kgまでの乾燥が可能なドラム式洗濯乾燥機。洗濯容量は12kgだが、本体奥行きは62cmとコンパクトになっている。

強力循環ポンプで、高濃度洗剤液を衣類に素早く浸透させる「ナイアガラ循環シャワー」と、押し洗い・たたき洗い・もみ洗いの3種類を組み合わせた「ナイアガラ洗浄」を採用。またナイアガラ洗浄に、高濃度洗剤液を温風で温めてミスト状にして衣類に吹きつける「温水ミスト」機能を加え、高い洗浄力を発揮する「温水ナイアガラ洗浄」もできる。

新機能として、洗剤の種類や汚れの量を自動検知し、洗い方を調整する「洗剤・汚れセンサーシステム」を搭載している。システムをオンにすると、センサーで洗剤が粉末か液体か見分け、洗剤を溶かす時間を調整する。洗いの際はセンサーで汚れの量を感知し、多いと判断した場合は最大で10分まで洗いの時間を延長、従来では残ることがあった汚れまでしっかり落とすという。さらに、すすぎやすい濃縮タイプの液体洗剤を検知すると、すすぎ回数を2回から1回へ自動で変更を行う。

洗剤・汚れセンサーシステム

また、ドラム槽の中で衣類を舞い上げ、時速約300kmの高速風を衣類に吹きかけて乾燥させる「風アイロン」と、衣類を蒸らしながら乾燥する「湿度コントロール」を組み合わせることで、乾燥時に衣類のしわを伸ばし、アイロンなしでも着られる状態にするとしている。

新構造の乾燥フィルターを採用し、乾燥運転後にフィルターを清掃する手間を軽減した。フィルターを取り外したあと、ケースを引くとフィルターで捕集したホコリがはがれ落ちる仕組みとなっている。

BD-NX120BのサイズはW735×H1,060×D620mm。推定市場価格は350,000円前後(以下全て税別)。BD-NV110BとBD-SV110Bは、洗濯容量が11kgのモデル。それぞれ幅と奥行きが異なり、BD-NV110BはW735×H1,060×D620mm、BD-SV110BはW630×H1,060×D715mm。推定市場価格はBD-NV110Bが320,000円前後、BD-SV110Bが310,000円前後。3機種ともに、右開きと左開きのモデルを用意している。