TowerJazzは、中国Tacoma TechnologyおよびTacoma(Nanjing) Semiconductor Technologyとの包括的合意の第1段として、南京での200mm(8インチ)ウェハファブ建設に向け、Tacomaから1800万ドルの初回支払いを受けたと発表した。

同契約に基づき、南京に建設予定の200mmファブが稼動した際、TowerJazzは月産4万枚のウェハ処理能力のうち、最大50%まで活用することが可能となる。そのため、TowerJazzでは、このファブを中国の戦略的拠点として位置づけ、中国の顧客が製品の性能や商品化までの時間を最適化できるようにすることが可能になると説明している。

なお、同ファブの建設プロジェクトにおいて、全体の活動、計画、成果物のすべてにおける資金面の責任をTacomaが持ち、その中には、同ファブの建設、試運転および立ち上げも含まれるほか、TowerJazzは、オペレーションおよびインテグレーションに関わるコンサルタントとともに技術的知識の提供を行う予定だという。

TowerJazzとTacoma関係者が介して南京で行われた起工式と署名式の様子。署名しているのはTacoma会長のJoseph Lee氏とTowerJazz CEOのRussell Ellwanger氏