NTTデータ、銀行口座と連動させたスマホ決済サービスの実証実験

NTTデータは8月28日、2018年度上期提供開始予定のスマホアプリと銀行口座を連動させたスマホ決済サービスの可能性を検証するために、9月4日より実証実験を開始すると発表した。

同実証実験では、大型商業施設内の一部店舗において、あらかじめ自身の口座情報を登録した「スマホ決済アプリ」を用いて銀行口座と連動したスマホ決済を実施し、その実行性の検証などを行う。また、利用者がパスワードなどの入力の代わりに自身の生体情報(顔、声紋、指紋など)をもとに認証を行うFIDO技術の採用に向け、その商用化に向けた有効性の検証も行うという。

実証実験の概要および利用イメージ

利用者が登録する口座情報は、同社決済プラットフォームにてトークン化し、クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準(PCIDSS)に準拠した環境下で管理。利用者のスマホアプリ上には口座情報は保有させず、決済時もトークンを利用することでセキュアな取引を実現できるという。

同実験による効果として、利用者は銀行口座さえあればクレジットカードを保有せずにスマホ決済を利用することができ、生体情報を用いた認証によりセキュリティ面も安心できる点を挙げている。また、金融機関および加盟店は、本格的なサービスの開始前に実験で実効性の確認ができる点、定性かつ定量的な投資対効果等のシミュレーションが可能な点、スムーズな決済オペレーションの実現が可能となる点に期待できるとしている。

実証実験の目的および検証観点

対応している銀行口座はみずほ銀行、三井住友銀行、および秋田銀行、岩手銀行、足利銀行、千葉興業銀行、北越銀行、福井銀行、京都銀行、鳥取銀行、西日本シティ銀行、愛知銀行の計12行。西日本シティ銀行では、行員を対象として8月1日から行員食堂にて同行口座を利用したスマホ決済実証実験を先行実施しているほか、福井銀行でも9月より同様の実証実験を行う予定だ。

将来的には、同社が提供するクラウド型総合決済プラットフォーム「CAFIS Arch」端末への機能搭載など、加盟店の既存決済端末・ネットワークインフラをそのまま活用することで、加盟店や金融機関の導入しやすさを追求するとしている。



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