サイバートラストは8月28日、同社の電子証明書組み込みサービス「サイバートラスト マネージドPKI」がワコムの液晶サインタブレット「STU-541」の認証データ発行サービスに採用されたことを発表した。

サービスのイメージ

欧州や中東、中国など海外の金融機関では、パソコンに液晶サインタブレットなどの周辺機器を接続して使用する際、意図した機器と接続されているかなど「すり替え」や「なりすまし」による情報流出を起こさないようにするための認証ニーズが重要視されているという。

同社の認証サービスは、周辺機器の製造段階でコピーや改ざんをできないようにした電子証明書を組み込むことで、利用時に周辺機器からパソコンへサインデータを取り組むときに、接続された周辺機器の電子証明書を専用アプリで確認して認証することができる。

ワコムの「STU-541」は、銀行口座の開設書類や高額預金引き出しの際の本人確認用書類の署名などの用途に適しており、今後、銀行や保険会社などセキュリティを重視した環境で使用される顧客にむけて提供していくとしている。

ワコム液晶サインタブレット STU-541