京王プラザホテルは8月23日、9月1日より、宿泊客が滞在中自由に利用可能なスマートフォンを無料で貸し出しするサービスを開始し、全客室(1438室)に設置すると発表した。

宿泊客は、チェックインと同時に特別な手続きをすることなく、客室内に設置されたスマートフォンを外出先でも利用できる。

貸出のスマートフォンで、国内・国際通話やネット検索、SNSなど、Wi-Fi環境を気にせずに無制限で利用できるほか、客室同士の電話を外出先でも内線感覚で利用することが可能。アメリカ、中国、台湾、香港、イギリス、オーストラリアにも無料で通話できる。

同ホテルの外国人比率は約75%を超えるが、日本国内ではWi-Fi環境が整っていない場所もあり、外出先で自身のスマートフォンがつながらないことにストレスを感じる海外ゲストも多くいるという。

スマートフォンの無料レンタルサービスの開始により、そうしたストレスを解消できるのに加え、外出先でもホテルとのコミュニケーションがよりスムーズになり、顧客満足度を高められるとしている。

貸し出しするスマートフォンの言語は31か国語に対応しており、チェックアウト予定日時にデータも自動で消去される。