J.D.パワーは8月23日、2017年日本自動車セールス満足度(略称SSI)調査の結果を発表した。同調査は、新車購入後2~12カ月が経過した国産および輸入車ブランドの乗用車保有者を対象に実施。調査期間は2017年5月下旬から6月上旬までで、6,919名から回答を得た。

なお同調査は、新車購入時の販売店の対応に関する顧客の総合的な評価を確認し、4つのファクターに基づいて算出。各ファクターは「セールス担当者」(総合満足度に対する影響度34%)、「契約・価格」(同26%)、「店舗施設」(同21%)、「納車」(同20%)。これらファクターに対する評価を基に総合満足度(1,000点満点)として算出している。

ラグジュリーブランド・セグメント

結果は、2017年の総合満足度の業界平均スコアは665ptとなり、昨年に比べて5pt改善。セグメントごとの推移をみると、量販ブランド平均が662ptで昨年比4pt、同様にラグジュリーブランド平均は710ptで同14ptの改善となった。

「ラグジュリーブランド・セグメント 顧客満足度ランキング」

ラグジュリーブランド・セグメントにおける2017年の総合的なセールス満足度(以下、総合満足度)を見ると、「レクサス」が733ポイントで1位を獲得。「店舗施設」「セールス担当者」「納車」の3つのファクターでセグメントトップスコアとなり、レクサスの総合満足度はラグジュリーブランドセグメント平均を23ポイント上まわる結果となった。

以降、2位は「ボルボ」(718ポイント)、3位は「アウディ」(709ポイント)、4位は「BMW」(704ポイント)、5位は「メルセデス・ベンツ」(700ポイント)だった。

量販ブランド・セグメント

「量販ブランド・セグメント 顧客満足度ランキング」

一方、量販ブランドセグメントでは「フォルクスワーゲン」(710ポイント)が1位を獲得。「セールス担当者」「店舗施設」「契約・価格」「納車」の全ファクターでセグメントトップスコアとなった。

以降、2位は「MINI」(690ポイント)、3位は「日産」(682ポイント)、4位は「ホンダ」(677ポイント)、5位は「スバル」(667ポイント)だった。