俳優の福山雅治がこのほど、主題歌を歌うテレビ朝日系ドラマ『黒革の手帖』(毎週木曜21:00~)の撮影現場を訪問し、主演の武井咲と初対面した。

福山雅治(左)と武井咲=テレビ朝日提供

福山は、大きなひまわりの花束を抱え、武井演じる元子が切り盛りするクラブ「カルネ」のセットに登場。「差し入れでございます」と微笑みながら花束を差し出しすと、受け取った武井は「うれしいです。やっとお会いできました」と感激の様子を見せ、福山も着物姿の武井を見て「本物の元子だー、って感じ。ドラマの中では"夜の銀座のスーパースター"なので、現実の人でありながらも、そうでないような…」と感動していた。

そして、出来上がったばかりという主題歌「聖域」のCDも進呈。楽曲制作の際は"原口元子"という女性をイメージして作ったと言い、「美しく、したたかで強い女性なのだけれど、どこか弱いところもある。武井さんが実はこんな女性だったら素敵だな、と妄想しながら(笑)書いたんです」と、秘話を明かした。

また、「回を追うごとに元子とシンクロしていく武井さんの姿もこのドラマの魅力のひとつ」と話し、「これは元子だけの戦いじゃなくて、武井さんの戦いでもありますよね」と、役に真摯(しんし)に向き合う武井を労った。

一方の武井は、初めて「聖域」を聴いたときのことを「福山さんの色っぽさに撃たれた」と表現。「今回、役に入る前にすごくプレッシャーがあったのですが、福山さんの曲はそんな私をバックアップしてくれるかのように、元子の"輪郭"を見せてくれました」と感謝していた。

そんな中、実際に「カルネ」のソファに腰掛けた福山は、テーブルの上にあった店のロゴ入りマッチなどを興味深そうに確認。登場人物の中では、高嶋政伸演じる大手予備校の理事長・橋田常雄の動向が気になるそうで、「あれだけ押されると、もう(付き合っても)いいかなって思ったりしないの?」と武井に尋ねると、「最終回まで本当にしつこいんですよ(笑)」と、今後を示唆した。

それでも福山は「橋田のことをだんだん応援したくなる」と話しつつ、「周りにいる真矢ミキさん、仲里依紗さんといった女性陣もどこで牙を剥いてくるか分からないので、それも楽しみです」と期待。武井も「これまで元子が倒してきた人物たちが復讐(ふくしゅう)にやってきます。みなさんの予想も大きく裏切る展開が待っていますので、ご期待下さい」と、ドラマ終盤をPRした。