ヴイエムウェアは8月23日、デスクトップ仮想化ソフトウェアの最新版「VMware WorkstationTM 14 Pro」を発表した。同製品は、Windows 10 や Windows Server 2016 で提供される仮想化ベースのセキュリティへの対応により、セキュリティ機能が強化されている。加えて、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)セキュアブートや仮想 TPM(Trusted Platform Module)が追加されている。

また、新たに搭載されたネットワークレイテンシーシミュレータにより、開発者はアプリケーションの復旧力を検証するためのテストや特定のネットワーク環境(距離や品質)下でのシミュレーションを実行することが可能になった。

データセンター管理に向けては、OVF(Open Virtual Format)とOVA(Open Virtual Appliance)への対応が強化されている。これにより、開発者はVMware vCenter Server Appliance(VCSA)などのパッケージ化されたアプリケーションのインポートを自動化できる。

VMware Workstation 14の簡易版として提供されるVMware Workstation 14 Playerは、標準仕様または個人所有のPCで企業用デスクトップを稼働させるためのシンプルかつ効率的なソリューションを求める企業向けの機能が強化されている。

VMware Workstation 14 ProとVMware Workstation 14 Playerの価格はそれぞれ3万877円、1万8565円で、10月より提供が開始される予定(いずれも税込み)。