モデルでタレントの朝比奈彩と、子役の鈴木福が22日、大阪・四天王寺で行われたカンテレのドラマ『大阪環状線Part3 ひと駅ごとのスマイル』(来年1~3月放送 ※関西ローカル)の会見に出席した。

朝比奈彩(左)と鈴木福

同作は、JR大阪環状線の各駅を舞台に、"笑顔"をテーマにしたさまざまな人間ドラマを描く1話完結のオムニバス形式で、2人は寺田町駅編『宇宙のタコヤキ』に出演。婚約者を探しに寺田町駅に降り立ったホステス(朝比奈)と、あることをきっかけに学校に馴染めなくなっていた地元の少年(鈴木)が互いの悩みと向き合い、ともに変わっていく姿を演じる。

地上波ドラマ初出演で初の主演を務める朝比奈は、兵庫・淡路島出身とあって「地元の関西が舞台のドラマに出演できるのがうれしい」とニッコリ。また、共演の鈴木について、「私より11歳年下ですが、ドラマの現場では大先輩。2人のシーンでは『こんなふうにしますか?』といろんな提案をしてくれたので、とても助かりました。分からないところは福くんに聞いて、アドバイスをもらいました」と話し、天才子役を頼りにしていたことを明かした。

一方、初の大阪弁に挑戦した鈴木は「標準語と同じところと違うところがあって大変でした」と語り、特にイントネーションの違いに苦労したことを告白。大阪弁では"メ"にアクセントを置く「カメ」の発音に衝撃を受けたようで、「『カ"メ"』なのか~、って…」と、素直な戸惑いを明かして笑わせた。だが、練習のかいあって、関西人の朝比奈も「本当に関西人みたいでした」と感心するほど上達したらしく、「大阪弁をちゃんとやっているところに注目してほしいです」と胸を張っていた。

この春から中学生になった鈴木。「最初の2日間ぐらいで馴染めました!」と楽しい学校生活を送っているようで、部活は野球部に所属しているという。ポジションはピッチャーで、球速は「たぶん70キロ以上は出てる」そうだが、「レギュラー入りできそう?」と質問が飛ぶと、「まだまだです…」と深いため息。撮影の合間には、すっかり仲よしになった朝比奈に投球フォームを披露したそうで、朝比奈に「結構振りかぶっていて、かっこよかったですよ!」と絶賛されて笑顔を見せていた。