京浜急行電鉄はこのほど、10月12日に京急ファインテック久里浜事業所(神奈川県横須賀市)で鉄道事故復旧訓練を実施し、見学者100名を募集すると発表した。

昨年の訓練の様子

この訓練は事故発生時の迅速な対応をめざし、毎年秋に実施しているもので、今年で36回目。今回は「動作中の踏切道内に侵入した自動車と衝突して列車が脱線、乗客に負傷者が発生し、線路・電気・通信設備が損壊する」との設定で訓練を行う。

訓練には京急グループ関係者約200名が参加するほか、神奈川県浦賀警察署や横須賀市消防局の協力も得て、乗務員による初動対応、負傷者の救助や乗客の避難誘導、脱線した車両の復旧、線路や電気設備などの復旧作業を行い、一連の対応を確認する。

見学時間は11時頃から15時30分頃まで。専用の観覧席と昼食(軽食)・飲み物が用意される。参加費は無料。応募ははがきにて行い、9月3日必着。当選者には9月中旬に当選通知が届く。