ロールス・ロイスは現地時間の8月18日、 欧州航空安全庁(EASA)より787ドリームライナーの全シリーズに搭載する同社の最新エンジン「トレント1000-TEN」に関し、型式証明を取得したことを発表した。今後、最初のエンジンをシアトルのボーイングの施設に納入し、2017年内にも営業飛行する機体に搭載する予定となっている。

ロールス・ロイス所有の747-200で「トレント1000-TEN」のテスト飛行を実施

トレント1000TENの「TEN」は「Thrust, Efficiency and New Technology」の略で、同エンジンは「パーフェクトテン」の愛称で親しまれている。トレント1000はANAがローンチカスタマーとなった787-8に搭載されており、2011年より運用。2014年にニュージーランド航空がローンチカスタマーとなった787-9にも搭載されている。トレント1000TENは、そのトレント1000の燃費・推力を向上させたモデルとなる。