女優の沢口靖子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』の第17シーズンが、10月からスタートすることが22日、明らかになった。今シーズンも『木曜ミステリー』枠(毎週木曜20:00~)で、来年3月まで放送される。

試験管で「17」の数字をあしらったオブジェを持つ沢口靖子=テレビ朝日提供

京都府警科学捜査研究所(通称:科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く同作。1999年にスタートし、現行のテレビドラマでは最も長く続いている長寿シリーズとなっている。

「いよいよ『科捜研の女』の季節が始まる、という高揚した気分です」と話す沢口は「じっくりと熟成された作品をお届けしたいです」と意気込みをコメント。前シーズンでは「お姫様の格好をした金髪マリコ」「婚約指輪をもらう赤いドレスのマリコ」といった衝撃的なワンカットが話題を集めたが、今シーズンでも各話に1回必ず登場する予定で、沢口は「お菓子を作るときに使うバニラエッセンスのような"風味づけ"」と表現する。

また、最新の科学ネタも盛り込んでいく予定で、沢口は「ドローンや3Dプリンタなども世間に広まる前に捜査で使用しました。時代の流れよりも半歩前を進む科学捜査をお楽しみください」と予告。

テレビ朝日の藤崎絵三プロデューサーは「『民泊』や、伝統芸能『日本刺繍』など、京都ならではのテーマから、『クラシック音楽』や『メイク』、さらには『生物学』や『サイバー犯罪』に至るまで、ジャンルや時代を問わない幅広いテーマの物語をお届けします」と見どころを語っている。

沢口の他にも、内藤剛志、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、渡部秀、山本ひかる、西田健、石井一彰というキャストが集結する。