サンコーは、配管内や配電盤など、狭い箇所の診断に適した高性能サーモグラフィ「工業用内視鏡型赤外線サーマルカメラ」を8月18日に発売した。価格は39万8000 円(税込)。

工業用内視鏡型赤外線サーマルカメラ

同製品は、通常のサーモグラフィでは見る事の出来ない場所を見る事ができる工業用のサーモグラフィ。赤外線サーモグラフィの温度分布の映像により、視覚と数値で確認。 温度異常個所を素早く発見する事ができる。

赤外線カメラ径は16mm、ケーブル1mで、フレキシブルに動かしながら細い配管内や機器の隙間などを進めていくことができる。撮影した動画・静止画は3.5インチの内蔵モニターで確認できるので、パソコンは不要。録画データはmicroSDカードに保存でき、付属のAVケーブルを使ってTVで確認することも可能となっている。

パソコンに繋がなくてもその場で確認できる

サイズは幅105mm×高さ245mm×奥行90mm、重さは567g。最短焦点距離は500mm、画角は50度。本体はケーブル一体型で、AVケーブルのほか、microUSBケーブル、microUSB カードリーダー、USB-ACアダプタ、日本語説明書が付属する。記録ファイルは、動画がAVI 形式(768×576、30fps)、静止画がJPEG形式(768×576)。充電時間は約2時間、連続駆動時間は約2時間30分(状況により異なる)。

なお、同製品は周囲との温度変化等を確認する内視鏡型サーモグラフィであり、通常の内視鏡のような映像を見ることはできない。また、本体のジョイスティックは作動しない。

通常のサーモグラフィでは測れない場所を測定できる(出所:ニュースリリース※PDF)