東急スポーツオアシスは8月17日、ジムのプール内でApple Watchなどのウェアラブルデバイスの使用を許可すると発表した。プール内でApple Watchの使用を認めるのは業界で初めて。昨秋発売されたApple Watch Series 2は、50mの耐水機能を備え、スイミングワークアウトを計測できるようになっている。

スポーツオアシスにてApple Watchが使用可能に

フィットネスクラブにおいて、Apple watchを用いた運動のニーズは高まっているが、プールに関しては安全面や対応デバイス上の問題から、実際に装着して入水することが難しかった。東急スポーツオアシスでは、専用のシリコンバンドをApple Watchに装着することで、デバイスを使用可能とするルール改定を行った。

クラブ内では、東急スポーツオアシスのオリジナルアプリ「OASIS LINK」と自動連携することで、常に目標と消費カロリーを確認しながらトレーニングが行える。Apple Watch Series 2はベースや泳いだ距離のほか、クロールや平泳ぎなどの4泳法も把握できるため、消費したカロリーを正確に測定することが可能だ。

クラブ外では、「いつでも、どこでも、オアシスが使える」「メンバーと気軽に繋がる」をコンセプトにした「WEBGYM」アプリが利用できる。アプリでは、自宅でもできる様々なトレーニングメニューを提供。Apple WAtchと連携することで、自宅メニューのほか、スタジオメニューまですべてのレッスンをApple Watchで操作できる。

また、東急スポーツオアシスは「Oasis Device Member」を募集する。入会すると、登録したフィットネスクラブがいつでも利用できるほか、「Apple Watch Series 2 スペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド(42mm)」がセットでついてくる。200名限定のプランで、受付開始は8月19日の10時09分から。

この秋に公開されるApple watch用のOS「watchOS 4」では、いわゆる「セット」でのプールトレーニングに対応する。例えばクロール500mを1セット泳いだ後に少し休憩して、平泳ぎ500mを1セット泳ぐとき、休憩を自動的に区切りと認識してくれるのでセットごとのペースや泳法などを記録できるようになる。ジムに設置されているフィットネスマシンとの連携機能もアナウンスされており、フィットネスクラブでの利用シーンのさらなる展開が期待できそうだ。

Oasis Device Member