大正時代に建てられた裁判所庁舎を公文書館として公開。重厚な建物はロケにも利用

名古屋市市政資料館

名古屋市市政資料館【愛知県】

名古屋市市政資料館は、大正11年(1922)に建てられた旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎を利用したもの。平成元年(1989)に名古屋市の公文書館として設置されました。ネオ・バロック様式を基調とした洋風建築は、いかにも日本が近代化していく時代の裁判所らしい佇まい。煉瓦と白い花崗岩の外壁が存在感を高めます。中央階段室のステンドグラスの窓、漆喰・マーブル塗りによる凝った仕上げが見事です。

歴史ドラマの1シーンにしばしのタイムトラベル。結婚式もここで挙げられる

見どころは、なんといっても建物まるごと重要文化財としての価値。ネオ・バロック様式の、特に柱廊と荘厳な大シャンデリア、ステンドグラスのある正面玄関からの階段室には、華麗な装飾が細部にまで施され、ちょっと圧倒されます。この階段を利用して、人前式の結婚式もよく行われているそうですよ。 歴史的に希少なので、時代物のドラマのロケにこの建物の各部が登場することでも知られています。有名なところでは、NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』のロケ地になっているので、ドラマのDVDなど持っている人は、シーンの中で確認してみてはいかが? また、細部を見ていくと、窓ガラスも当時のままのものが多数。現在では市販されていない表面に歪のあるガラスや、模様ガラスなどが数多く残され、「ガラスの博物館」ともいわれます。 建物の中ではしばしのタイムトリップが楽しめますが、ここの本来の機能は公文書館(閲覧室)。名古屋市市政施行以来の公文書・行政資料(完結後一定年数が経過したものの文書のアーカイブやマイクロフィルム)を自由に見ることができるというのもこの施設の特徴。最古の資料は、明治4年(1872)発行の「名越各業獨案内」。この文書を調べると、現在まで続いている名古屋市内の老舗を辿ることができるという貴重なものです。コレをチェックしてからお店をまわれば、より名古屋観光が楽しめそうですね。


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