お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(53)が、13日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、同事務所の後輩であるお笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之(47)の不倫疑惑報道についてコメントした。

松本人志

9日発売の週刊誌『週刊文春』で、2人の女性との不倫疑惑が報じられた宮迫。記者の直撃を受け、自身の疑惑を「オフホワイト」と表現し、「一線は越えていない」と釈明しながら、ホテルで10時間密会していたことは事実と認めた。

宮迫が生出演した『バイキング』をはじめ、このことを取り上げた『ミヤネ屋』なども見たという松本は、「わりとみなさん優しく宮迫を包んでいる感じは良くも悪くもありましたね」と感想を述べた。

その上で、「僕は宮迫のことをその人たちの中でも知っているので。2人の女性と結果的に3泊しているわけですよね。宮迫ですよね? 僕は考えたんです」と前置きし、「ボケでも何でもなく、マジで8回やってます」「8回やってますね」と重ねて断言。「(一線は)越えてる越えてる。全然越えてるよ」と宮迫の言い分を完全否定して笑いを誘った。また、妻への気持ちを神妙な面持ちで語ったことについても、「完全に演技ですよね」と切り捨て「テレビ見ながら何回言うたか。出たよ宮迫。宮迫節炸裂ですよ。嫁の時なんかこぶし回しまくり』」とイジり倒した。

一方で、「ただ、先週の続きになってしまいますけど不倫が良い悪いは置いといて。僕らお笑いの人間は、学生時代から女性にモテたくてがんばる。どうしたらいいんやろうと思った時に面白いことを言おうと。トーク力を鍛えて気を引くというのをやってきたわけじゃないですか? それでうまくいって現在に至る。動物で言うところの求愛ダンスを磨いてきたんですよ。ほかの雄ができないようなダンスのキレと『こんなダンスステップ踏めないだろ』みたいな求愛ダンス。声の出方とか色合いとか。それで他の雄よりも一歩先に出て、メスを誘き寄せたわけですよ。それで成功した。それがエンターテイナー」という視点も。

「でも、今の世の中、マスコミの流れは『そのダンスはどんどん磨け』と。それでメスが寄ってきても『交尾はするな』と。この矛盾に、われわれはどう立ち向かっていきましょうか。分かるよね? 不倫が良い悪いではなくて。われわれは何を原動力に求愛ダンスをすればいいのか」と投げかけ、先週の放送に続いて「僕は結婚する時、『こんなに求愛ダンスしたらアカン』と言われてなかった」と主張。「一生懸命筋トレしながらも、俺なんのために筋トレしてるのかなと。夜、大胸筋触りながら泣いてるもん」と吐露して笑わせながらも、「この先のエンターテイメントが心配。芸人に限らず、ミュージシャンや役者の人も。原動力が無くなるとこの先どうなっていくのか」と危惧する。

松本は「僕は第三弾まであると思っているので」と同誌の宮迫への追撃を予感しながら、「あいつ、毎晩求愛ダンス踊ってたで。見事なステップで」と暴露して再び笑いを誘う。「A子さんはB子さんを、B子さんはA子さんの存在を知っていたのか。あの雑誌で知ったのなら、『もうかばわない』と違う方向性に行く可能性もある」と指摘して「あとは大阪のC子さん、名古屋のD子さん……」と冗談を交え、最後は「(宮迫が)直撃を受けた金曜日の夜、その時僕はたまたま何をしていたかというと、都内の和食レストランで奥さんと和食ディナーしていましたね。たまたまですよ? その後、バーに行って」と愛妻ぶりをアピールしていた。