俳優の坂上忍が10日、都内で行われた映画『ダンケルク』(9月9日より公開)のIMAX版完成披露試写会に、映画ライターのよしひろまさみち氏、映画コメンテーターの有村崑氏とともに登壇した。

坂上忍

『ダークナイト』、『インプレッション』と、圧倒的な映像表現と斬新な世界観で見るものを驚愕させてきたクリストファー・ノーラン監督が、第二次世界大戦で実際に敢行された史上最大の救出作戦を描いた戦争映画である同作を見た感想を聞かれ、同イベント直前に見たという坂上は「正直に言いますと、死ぬほど疲れました」と吐露し、「それくらいパワフルで、クリストファー・ノーラン節全開の映画でした。ここまで圧がすごい映画って本当に久しぶりに見ましたね。僕は相当この作品に惚れました」と目を輝かせた。

また、"生き抜く"物語である同作になぞらえ、芸能界を40年以上生き抜いてきた坂上は、"生き抜く"秘けつを尋ねられると、これまで関わった共演者やスタッフに恵まれた結果だと言い、さらに「今バラエティーに出させていただいて、『お芝居のときと全然違うね』、『こんな人だったの?』と思われる方がたくさんいると思うんですけど、僕のことを昔から知っている友だちや先輩は、『お前は何をやっても変わらない』って言ってくださるんです」と話し、「歳を取っていくと自然と変わっていかないといけないのは当たり前なんですけど、生き抜くために無理やり自分を変える必要はないのかなという気はします」と持論を語った。

 続けて、"ピンチの切り抜け方"を聞かれた坂上は、「今作で言うと戦争映画なので機関銃や大砲をバンバンするシーンがありますが、僕らの業界では文春砲というとんでもない大砲がありまして…」と声のトーンを下げ、有村氏が、本日11日フジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金曜 11:55~13:45)に、その大砲を喰らって二股不倫疑惑が浮上したお笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之が出演することに触れると、坂上は「どうしてくれようって感じですけどね…」と困惑した表情を浮かべ、「それをもし喰らったとしたら、切り抜ける方法は1つしかなくて…。正直に謝る! これだけです。以上!」と宮迫へのアドバイスとも取れるコメントをした。