FMPress16は、FileMaker 16プラットフォームに対応したWebホスティングサービス。FileMaker Server 16を利用してデータベースサーバーを運用し、データベース共有の用途だけでなく公開Webサーバーとしても利用することができる。

サービス利用のイメージ

FMPressで提供する、FileMakerデータベースからWebアプリを生成および運用できるサービス「FMPress Publisher」も同時にバージョン4へのアップデートがアナウンスされた。新バージョンでは、FileMaker Proで作成したレイアウトを1つ用意することで自動生成されるリスト画面とFileMaker Proで作成したレイアウトを再現する詳細画面から構成される、モバイル対応の検索アプリ作成に特化した「Expressモード」を搭載。エミックが提供するFileMakerテンプレートを併用することで、より手軽に検索アプリを開発することができ、表示項目やソート順の設定をWeb設定画面から簡単に変更することが行え、モバイル端末に対応した、検索可能なデータベースを作ったり公開したりといった用途に利用できる。従来の機能は引き続き「Proモード」として使用可能となっている。

また、これまで有償のオプションサービスであるSSLサービスを利用する必要があった、FileMakerネットワーク共有のSSL/TLS暗号化通信は無料で提供されるようになった。これにより、iOS上で動作するFileMaker Goや、FileMaker ProおよびFileMaker Pro Advancedからサーバーに接続した際の通信が標準で暗号化通信に対応するようになる。さらに、FileMaker Server 16の新機能であるOAuthによる認証やFileMaker Data API(Trial)に対応しているほか、リモートアクセスVPNサービスの同時接続上限数を5から15に拡大している。

1契約1台の専用サーバーによる運用で価格は月額29,800円(税別)。FMPress Publisher 4については、FMPress16、FMPress15、FMPress14、FMPress13およびFMPress12のホスティングサービス契約者を対象に、今月23日より提供を開始する。