企業広報戦略研究所(電通パブリックリレーションズ内)は8月7日、「第2回企業魅力度調査」の結果を発表した。同調査では、生活者が企業のどのような活動(ファクト)に魅力を感じ、その魅力がどのように伝わっているのかを分析した。調査期間は3月24日~29日、調査対象企業は10業界、計150社、有効回答は20~60代の個人1万人。

4割超が実際に商品・サービスを購入

企業に魅力を感じた後、どのような行動を実際に取っているのか尋ねたところ、約4人に3人に当たる75.7%が何らかの行動を起こしていることが判明。具体的には、「その企業の商品やサービスを購入した」が42.4%、「その企業のウェブサイトを閲覧した」が29.5%、「その企業や、商品・サービスについてネットで検索した」が24.6%と続いた。

魅力を感じる企業に対して生活者が取った行動

業界別にみると、「食品」(65.0%)、「電気機器」(60.8%)、「医薬品・生活用品」(50.3%)の3業界では、企業に魅力を感じた後、半数以上が実際に購買行動に移っていることがわかった。

どのような情報経路で企業の魅力を感じたか聞くと、1位の「番組や記事」(43.8%)などを含むメディア系が53.9%、2位の「商品・サービスを直接体験して」(37.9%)などを含むリアル系が46.1%となった。

メディア関連項目の詳細をみると、1位「テレビ番組」(51.5%)、2位「新聞記事」(24.9%)、3位「ウェブ上のニュース」(22.9%)、4位「企業のウェブサイト」(21.7%)と続き、報道による接点や企業により直接発信が上位を占めた。

性・年代別では、男性はメディア系71.2%、リアル系54.7%、女性はメディア系64.8%、リアル系61.5%となった。