デルタ航空(本拠: アトランタ)は11月中旬より、日本発着の短距離リゾート路線である成田=グアム線/サイパン線/パラオ線で運航している機材をアップグレードし、座席供給量を増加し、機内サービスの向上を図る。

改装機はサイパン路線が11月17日、グアムとパラオ路線は11月18日から順次導入予定

同3路線で現在使用しているボーイング757-200(全169席)を順次改装し、足元が広く、リクライニング角度が深い「デルタ・コンフォートプラス」席を20席増やし、全座席に個人用モニター、110ボルトの電源とUSBポートを装備する。改装後は、ビジネスクラス20席、デルタ・コンフォートプラス41席、エコノミークラス「メインキャビン」132席の全193席となる。改装後の機材は、サイパン路線が11月17日、グアムとパラオ路線は11月18日から順次導入する予定となっている。

また、以前から提供しているWi-Fi接続サービスに加え、機内エンターテインメントシステム「デルタ・スタジオ」の豊富なコンテンツを、個人用モニターで楽しめるようになる。デルタスタジオでは、映画、TV番組、音楽、ゲームなどを展開。常時300タイトル以上搭載されている映画の内、日本語で見られる映画は、洋画の吹き替え版と話題の日本映画約30本を含め、全部で100タイトルとなる。

また、アニメやディズニーなど子ども向け番組を集めた「スカイキッズ」チャンネルもある。なお、絵本の貸し出しやおもちゃの提供など、ミクロネシア路線独自の子ども向けサービスは継続し、更なるサービスの充実を図る。

デルタ航空は現在、日本人向けのリゾート路線にも力を入れており、ハワイのホノルルに向けては東京・大阪・名古屋・福岡の4大都市から直行便を運航し、成田からはグアム・サイパン・パラオに向けて短距離リゾート便を運航している。このうちサイパンとパラオに関しては、日本と両島を結ぶ唯一の定期直行便となっている。