マツダは4日、初代「ロードスター」(NA型)を対象としたレストアサービスの開始を発表した。このサービスはレストア事業とパーツ再供給の2つからなり、レストア事業については2017年内に受付を開始し、2018年初頭からサービスを開始する予定。パーツ再供給は2018年初頭から販売を開始する。

「AUTOMOBILE COUNCIL 2017」(幕張メッセで8月6日まで開催)のマツダブースにも初代「ロードスター」が展示された

レストア事業は、サービス対象の「ロードスター」をマツダが預かり、オリジナルに近い状態にリフレッシュするもの。マツダと直接面談を行い、個々のクルマの状態や要望に合わせたサービスを受けられる。作業を行うマツダ社内の施設は、クラシックカーの評価・認証サービスなどを提供しているドイツの第三者検査機関の日本法人「テュフ ラインランド ジャパン」からクラシックカーガレージ認証取得を予定しており、レストアしたクルマを高い品質で届けることが可能とのこと。

パーツ再供給は、現在供給終了となっている初代「ロードスター」の一部パーツを復刻するものとなる。パーツはオリジナル状態にこだわり、初代「ロードスター」発表当時をほうふつとさせるビニール生地のソフトトップやデザインを再現し、乗り味にこだわったブリヂストン製タイヤ「SF325(185/60R14)」、NARDI製ウッドステアリング / シフトノブを現在の技術で復刻する。その他の部品供給についても、要望に応じて今後取り組んでいくとしている。