西濃運輸は8月3日、バックオフィス業務を省力化・効率化に向け、RPA(Robotic Process Automation)を導入すると発表した。

バックオフィス業務を行うRPAには西濃運輸のマスコットキャラクターであるカンガルーのカルちゃんをもじり、『ロボカル』と名付けたという

同社では4月から様々な部署の若手管理職らが集まり、将来の会社のあるべき姿を考えるプロジェクトチームが発足。そのプロジェクトの中で、RPAの導入による間接業務の効率化が検討されてきたという。

今回導入するのはRPAテクノロジーズの「BizRobo!」を採用。8月より本社各部署の月間約11,000分に相当するバックオフィス業務に対してロボットの作成と稼働を開始する。

事前に営業部門で行われた試用では、社員がこれまで20分かかっていた集計作業が、20秒で完了するなど、大幅な省力化・効率化が図られたという。

当面は本社内の営業支援、経理・労務管理などの分野で使用を開始し、その後は各支店や営業所での運用も想定しているという。