TIOBE Programming Community Index

TIOBE Softwareから、2017年8月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。

2017年8月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Java 12.961%
2 C 6.477%
3 C++ 5.550%
4 C# 4.195%
5 Python 3.692%
6 Visual Basic .NET 2.569%
7 PHP 2.293%
8 JavaScript 2.098%
9 Perl 1.995%
10 Ruby 1.965%
11 Swift 1.825%
12 Delphi/Object Pascal 1.825%
13 Visual Basic 1.809%
14 Assembly language 1.805%
15 R 1.766%
16 Go 1.645%
17 MATLAB 1.619%
18 Objective-C 1.505%
19 Scratch 1.481%
20 Dart 1.273%

8月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

8月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

TIOBEプログラミングコミュニティインデックスのトップ10に入っているプログラミング言語はここ数年で下落の傾向を見せている。最近ではJavaとC言語の下落が激しく、今月はJavaもC言語もこれまでで最も低い値を付けた。これまで長期にわたって2位または1位だったC言語は3位以下に落ちる兆候も見せている。

TIOBE Softwareはトップ10に入っている言語とは対照的に40位前後のプログラミング言語に勢いがあるとし、その例としてCrystal (32位)、Kotlin (41位)、Clojure (42位)、Hack (43位)、Julia (46位)を挙げている。

プログラミング言語の人気は、これまでの特定の言語に偏る傾向から、さまざまなプログラミング言語に分散する傾向が出てきているが、この傾向は今後も継続するものと見られる。