3人兄弟を持つ父の家族の記録「立ち合い出産に向けた心構えとポラロイドカメラの巻」

3人の息子が生まれる際、私は運良く3人とも出産の瞬間に立ち会うことができました。長男は実家近くの年季が入った病院、二男はバスで通った一軒家を改装した助産院、三男は最寄り駅の商店街を抜けた産婦人科の病院で生まれました。

子どもがお母さんのお腹の中から誕生するタイミングは選べません。家に居るときならいいのですが、仕事や何かの都合で遠く外出しているとき、「もし、いま破水があって生まれることになったらどうしよう…」と、出産予定日近くになるとずっとビクビクしていた気がします。

そんな、3人の出産にはそれぞれ忘れられないことがありますが、とくに思い出深いのは、二男が誕生した助産院で過ごした時間でした。

二男の妊娠がわかったのは、長男が3才の頃。赤ちゃんができて検診や出産を行うところは、長男のときと同じように産婦人科の病院と思っていました。でも、妻から「助産院を選ぶ」と聞いたとき、病院とは何が違うのかわかりませんでした。