JR西日本は2日、「SLやまぐち号」を牽引する蒸気機関車について発表した。9~12月に開催される「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」(山口DC)期間中、蒸気機関車C57形を中心に、11月25日にD51形の復活運転、11月26日にC57形・D51形による重連運転も実現。12月にC56形の牽引による運行も予定されている。

「SLやまぐち号」は9月2日から新客車で運行開始

山口線新山口~津和野間で運行される「SLやまぐち号」は、9月2日から新客車となり、同日のみ下りは新山口駅10時50分発・津和野駅13時7分着(篠目駅で「SL『ありがとうレトロ客車』号」と行き違い運転を実施)で運行。その後は上りが津和野駅15時45分発・新山口駅17時30分着、下りが10時50分発・津和野駅12時59分着となる。山口DC期間中は12月24日まで、土日祝日に運行(9~12月の運転日は計37日間)を予定している。

蒸気機関車に関して、9月2日から11月19日までの運転日はすべてC57形の牽引で運行される。11月23~26日に「SLやまぐち号」の蒸気機関車3車両がそろう「全国SLサミット in やまぐち」の開催が予定されており、これに合わせてD51形の復活運転が実現。11月25日にD51形の牽引で「SLやまぐち号」が運行され、11月26日にはC57形・D51形の重連運転が行われる。12月2・3・9・10日はC57形、12月16・17・23・24日はC56形が牽引する。

「SLやまぐち号」の蒸気機関車3車両(C57形、D51形、C56形)について、「それぞれ特徴のある容姿や、音などの違いをSL全盛期の客車を復刻した新しいレトロ客車とともにお楽しみください」とJR西日本。同列車のパンフレットは準備ができ次第、広島・山口県内のおもな駅に掲出するとのこと。