ディズニー映画の悪役の子孫を描くテレビ映画『ディセンダント2』の10月の日本初放送に向けて、作品の大ファンという新世代のガールズアイコン、Miracle Vell Magic(ミラクル ベル マジック)が31日、都内で開催したイベントに出席。同作のスペシャルサポーターに就任するとともに、来日した同作のケニー・オルテガ監督と念願の初体面を果たした。

Miracle Vell Magic(左)とケニー・オルテガ監督

『ディセンダント2』は、2015年に世界的に大ヒットを記録したディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー『ディセンダント』の続編。全米では7月21日に、全米3大ネットワークのひとつであるABCを含む、ディズニー社傘下の5つの放送局(ディズニー・チャンネル、ABC、ディズニーXD、Freeform、Lifetime Plus)にて異例の同時放送が決定した注目作で、主人公マル(『眠れる森の美女』マレフィセントの娘)たちに加え、新たに『リトル・マーメイド』アースラの娘ウーマが登場することでも話題を集めている一作だ。

そのマルの大ファンというミラクルは、彼女をイメージしたという特別な衣装で登場。「マルのカラーである紫と緑をモチーフに、紫色のスカートと緑のピアスにしました。今回の作品を観てマルに共感して、大好きなキャラクターになったので、今日は彼女になろうと思ってこの衣装で来ました!」とオルテガ監督に直々に報告。するとオルテガ監督も感激した様子で、「今日は僕にとって特別な人を思い出したよ。『ハイスクール・ミュージカル』のヴァネッサ・ハジェンズをね(笑)。美しさ、積極性など彼女に通じるものを感じたよ」と自身の大ヒット作を引き合いに出して感想を伝えると、感極まったミラクルは号泣! 「10年前から監督の大ファンで、まさか会える日が来るとは思っていなかったんです。ヴァネッサに似ていると言ってもらえるなんて幸せいっぱいです!」と声を震わせた。

今回の『ディセンダント2』について質問が出るとオルテガ監督は、「テーマがとても大切」と言い、「音楽もダンスも俳優たちの演技も物語も素晴らしいけれど、テーマが重要だと思っています。それは相手に対して寛容であること。自分自身をも受け入れること。意見を口にすること。自分自身に対してイマジネーションを持つこと。そしてそれは、誰しもができることではないですよね。物事大きく考え、自分自身を信じていきたい」というテーマを込めたと説明。またミラクルも「わたしが持ち帰ったものは勇気でした。自分自身でいること、自分らしくいることが大切っていうけれど、簡単ではないですよね。わたし自身も葛藤がありましたが、この作品を観て自分自身でいること、それぞれのキャラクターがそれぞれに輝く姿を見て感動しました」と、自身が受け取ったメッセージを話した。

同作のスペシャルサポーターとして今後の活動について聞かれたミラクルは、「まだ全部は言えないですが、『ディセンダント2』の楽曲をカバーすることになっています!」と発表。オルテガ監督も「3作目を作ることになったら、ぜひ参加してほしい」とラブコールで応えると、あこがれのオルテガ監督にオファーされミラクルは感激の涙を再び流していた。