マイナビは7月27日、2017年4月入社の新入社員を対象とした「2017年マイナビ新入社員意識調査 ~3カ月後の現状~」の結果を発表した。同調査は、マイナビが提供する「新入社員研修フォローアップ講座」に参加した各企業の新入社員に、入社3カ月後の意識についてアンケートしたもの。調査期間は2017年7月4日~12日、有効回答は1,623人。

入社後に感じたギャップ、「思っていたより自由に仕事ができる」

社会人になってどう感じたか尋ねたところ、計61.4%が「厳しかった」と回答。どのようなときに「厳しかった」と感じたか聞くと、「能力・スキル不足を実感したとき」が81.8%と、前年より5.2ポイント増加し過去最高を更新した。

社会人になってどう感じたか

入社後に感じたギャップは、「思っていたより自由に仕事ができる」が23.4%で最多。以下、「給料が思ったより少ない」が21.9%、「思っていたより教育を受けられている」が20.9%、「残業が思ったより多い」が19.7%と続いた。

入社後どのようなことにギャップを感じましたか

今、自分に不足していると感じる能力は、1位「計画力」(34.7%)、2位「主体性」(27.3%)、3位「状況把握力」(24.8%)との結果に。同社は「自身で計画し、主体性を持って働かなければならない状況に戸惑っている様子がうかがえる」と分析している。

入社以降、「この会社に入社してよかった!」と思ったことがある人は90.2%(前年比1.1ポイント増)。具体的には、「上司・先輩に恵まれたと感じたとき」が48.3%と最も多く、男女別にみても1位だった。他方、女性の2位は「褒められたとき」の44.7%(男性28.8%/4位)、男性の2位は「給料をもらえたとき」の37.4%(女性34.7%/5位)と、大きな差が見られた。