小さな僕とのはじめてづくしの日々「赤ちゃんと一緒に楽しい外の世界へ」~後編~

前編のつづき)バスや電車の移動が増えてくると、赤ちゃんが泣いて困ってしまうことがたくさんありました。電車に乗るときは息子が寝てくれるように時間を調節したり、おもちゃを準備しておくなど工夫はするものの、いつもうまくいくわけではありません。

これまで赤ちゃんが泣いている場面に遭遇しても、「あらあら、可愛い泣き声ね」と思って見ていたのに、我が子の泣き声はとても激しく感じ、周りに大きな迷惑をかけてしまっているのではないかと申し訳ない気持ちでとても焦ってしまいます。そんな私の気持ちとは裏腹にますます大きくなる泣き声。でもそんなとき、近くにいる方が息子に笑いかけてくれたり、声をかけてくれることがよくあります。すると不思議とぴたりと泣き止むのです。「お母さん大変よね。よく頑張っているわね」と優しく声をかけてくださる方もいて、張り詰めていた気持ちがふわっと溶け、思わず涙が出そうになります。赤ちゃんとお出かけをすると、そうした人の優しさに救われる機会がたくさんあります。世の中には優しさがたくさん溢れているのだなと感じ、それらの経験はお出かけをするときの勇気に繋がっています。

赤ちゃんとのお出かけにはたくさんの持ち物が必要です。私は元々少ない荷物で出かけたいタイプだったのですが、赤ちゃんを連れてのお出かけはやはり荷物が多くなってしまいます。できるだけ疲れてしまわないように、荷物は最低限に、を心がけています(でもカメラは必須!)。

大容量かつ軽量、肩への負担が少なく、出し入れしやすい鞄があるとお出かけはとても快適です。私はリュックの中に、おむつ、おしりふき、ビニール袋、タオルハンカチ、音の出ないおもちゃ、ストローマグ、おやつ、長時間の移動になるときには着替えを入れて出かけています。