電子情報技術産業協会(JEITA)は27日、2017年6月のPC国内出荷実績を発表した。2017年6月のPC出荷台数は前年同月比102.3%の64.1万台。このうち、デスクトップPCは17万台(同114.6%)、ノートPCは47.1万台(同98.5%)。

JEITA発表資料「2017年6月パーソナルコンピュータ国内出荷実績」

6月におけるPC出荷台数は64.1万台。このうち、デスクトップPCは前年比114.6%の17万台で、内訳はオールインワン(一体型)が同132.2%の6万台、単体(本体のみ)が同106.9%の11万台となった。ノートPCは同98.5%の47.1万台で、内訳はモバイルノートが前年比85%の87万台、A4型・その他が同102.2%の38.4万台。全出荷台数のうちノートPCが占める割合は73.5%となった。

出荷金額は、前年比103.3%の585億円。このうちデスクトップPCは前年比118.9%の147億円、ノート型は同106.2%の438億円となった。2017年6月は4カ月ぶりに台数、金額ともに前年同月を上回った。

第1四半期(2017年4月~2017年6月)の概況

第1四半期(2017年4月~2017年6月)の出荷台数は、前年比98.7%の151.4万台。このうちデスクトップPCは同103.8%の38.7万台。ノートPCが同97.0%の112.6万台となった。全出荷台数のうち、ノートPCが占める割合は74.4%。出荷金額は、前年比103.3%の1,438億円。

JEITAは、第1四半期では企業向けで台数が微減したが、個人向けが堅調に推移したため、金額が2016年を上回ったと分析する。

統計の参加企業は、アップルジャパン、NECパーソナルコンピュータ、セイコーエプソン、東芝クライアントソリューション、パナソニック、富士通、ユニットコム、レノボ・ジャパンの計8社。