JR東海は今年8月20日で飯田線が全線開通80周年を迎えることを受け、記念列車の運行や記念きっぷの発売などの記念企画を実施する。

急行「飯田線80周年秘境駅号」として運転する373系(イメージ)

快速「飯田線80周年アルプス号」として運転する313系(イメージ)

記念列車は373系3両編成の急行「飯田線80周年秘境駅号」と313系3両編成の快速「飯田線80周年アルプス号」を運行。ともに運転日は8月19・20日の2日間で、急行「飯田線80周年秘境駅号」は豊橋駅9時50分発・飯田駅15時30分着の下りのみ、快速「飯田線80周年アルプス号」は伊那市駅13時26分発・飯田駅15時28分着の上りのみの運転となる。

どちらの列車にも専用のヘッドマークを掲出し、車内では乗車証明書の手渡しや、地元関係者と乗務員による「おもてなし」を行う。また、両列車とも始発駅で出発式、終着の飯田駅で出迎えをそれぞれ実施する。

8月20日には、飯田線内で秘境駅ランキング100位以内にランクインしている7駅の硬券入場券をセットにした「飯田線全通80周年記念秘境駅入場券」を発売。豊橋駅、豊川駅、天竜峡駅、飯田駅、伊那市駅の5駅にて、合計1,600セットを限定販売する。価格は980円。

飯田線全線開通80周年記念ロゴも制定。飯田線で働く駅員や乗務員、工務区員からデザインを募集して決定したもので、飯田線では8月1日から11月30日まで駅員らがロゴをあしらったピンバッジを着用して歓迎ムードを盛り上げる。

80周年に先立ち、7月29・30日には名古屋駅中央コンコースで飯田線沿線の魅力を発信する観光PRイベントを開催。地元自治体関係者と飯田線沿線の社員が連携し、観光地のPRや観光パンフレットの配布などを行う。各日2,000枚限定で、飯田線80周年記念クリアファイルも配布する。