JALは7月26日、東京2020オリンピック正式競技となったスポーツクライミングで活躍が期待される白石阿島(あしま)選手とサポート契約を締結したことを発表。今回のサポート契約は、スポーツクライミングの持つ魅力と期待、また、白石選手が10代にも関わらずスポーツクライミング界でトップクラスの実力を持ち、常に自分の限界に挑み、世界一を目指しチャレンジする姿勢に共感したものとなる。

スポーツクライミングは東京2020大会追加競技となった

スポーツクライミングは、リード、ボルダリング、スピードの3種目からなる競技で、米、欧を中心に1950年代頃から盛んに行われるようになり、現在、競技人口は世界で3,500万人以上となっている。近年、日本人選手がさまざまな世界大会で表彰台を飾る活躍を見せており、ボルダリングでは日本代表チームが2014年から3年連続で世界ランキング1位を獲得。東京2020大会でもメダルラッシュが期待されている。

白石阿島選手は「世界で最も才能あるクライマー」と言われている

白石阿島選手は日本人の両親のもと米・ニューヨークに生まれ、ボルダリングでは最難関レベルの壁を14歳で制覇するなど、数々の記録を樹立し、「世界で最も才能あるクライマー」と言われている。また、クライマーとしての実力に加え、2014年には「TED×TEEN」への登壇、2015年には米CNNで「最も影響力のあるティーン30人」にも選出。さらには数少ないオナーロール(成績最優秀者の生徒)にも名を連ねている。

満16歳を迎えた2017年からは国際スポーツクライミング連盟によるシニア大会に参戦できるようになり、世界中のメディアが白石選手の活躍に注目し、東京2020大会における若手有望選手のひとりとなる。白石阿島選手は今回の契約に関し、「今回、JALとサポート契約を結ぶことになり、とてもうれしいです。クライマーとしての私自身の夢を追い続けること、そして、世界で最も美しい場所を見続けること、それがJALからのサポートによって、叶えられるからです」とコメントしている。