世界の高校生らが参加してインドネシアで開かれた「国際物理オリンピック2017インドネシア大会」で、日本代表5人のうち2人が金メダル、3人が銀メダルをそれぞれ獲得した。

物理オリンピック日本委員会(JPhO、東京都新宿区)によると、金メダルに輝いたのは東大寺学園高校(奈良)3年の渡邉明大(わたなべ あきひろ)さん(18)と、灘高校(兵庫)2年の吉見光祐(よしみ こうすけ)さん(17)。渡邉さんは3年連続の金メダルで、今大会では成績上位者である金メダル受賞者の中でも総合成績と実験試験問題のいずれでも最高得点という輝かしい成績だった。

銀メダルを獲得したのは埼玉県立大宮高校3年の小宮山智浩(こみやま ともひろ)さん(17)、大阪星光学院高校2年の氏野道統(うじの みちと)さん(16)、大阪府立北野高校3年の中江優介(なかえ ゆうすけ)さん(17)。

国際物理オリンピックは1967年にポーランドで第1回大会が開かれた。今回は48回目で7月17日から23日までインドネシアで開催され、86の国と地域から395人が参加した。日本は2006年から参加し、毎年5人が参加している。2022年には日本で開催される予定。毎回理論と実験の問題に5時間ずつ挑戦し、成績上位者の約8%に金、次の約17%に銀、次の約25%に銅メダルが贈られる。

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