OKI、人との自然な対話を可能とするAI対話エンジンを提供開始

沖電気工業(OKI)は7月25日、人と自然な対話を実現するAI対話エンジン「Ladadie(ラダディ)」の提供を開始した。同エンジンは、ユーザー自身では気付かなかったニーズを引き出すコンサルタントのラダリング技法を用いた対話や、キーワードの掘り下げでFAQを効率的に検索するための対話など、性質の異なる対話を同一エンジンで行うことができるほか、LINEやFacebookなどSNS上のテキストチャットによる対話や、コンタクトセンターで利用されている音声認識エンジンとの連携による音声対話にも対応することが可能だという。

同社は、コンタクトセンターや営業店窓口端末、ATMや情報KIOSK端末などの従来からの顧客接点に加え、SNSといった新たなツールのサポートに着目し、実績のあるエンジン「ラダサーチ」を核として、対話という新たなユーザーインタフェースを提供するAI対話エンジンとしてLadadieを開発した。

同エンジンは、OKIが30年以上にわたり研究開発してきた、機械翻訳や対話システムなどの自然言語処理技術を活用し、発話内容からユーザーの意図を解析することで、推論ルールにより潜在的なニーズなどを推論。その結果を元に、深掘り・言い換え・要約・情報提供といったラダリング技法を用い、納得感・安心感を与えながら対話を行う。

また、企業の基幹システムやインターネットサービスなどの外部システムからリアルタイムに情報を取得し、対話に活用できる。さらに、業務規定、マニュアルやFAQなどの情報を構造化知識辞書(多次元オントロジー)に保有し、対話シナリオもオントロジーに保有することで、プログラミングなしで対話シナリオの記述が行えるため、高い記述性・保守性を保有しているという。特に、FAQへの対応においてはオントロジーの自動構築・半自動構築が行えるようになるとしている。

同エンジンの適用例としてチャットシステムや専用端末組込システム、コンタクトセンターシステムなどを想定している。価格は、バーチャルオペレーター10人を配置するアプリケーションシステムの場合、パッケージ価格が1100万円(税別、基本パッケージが800万円、同時対話ライセンスが300万円)。出荷は10月1日を予定し、販売目標は5年間で30億円を計画している。

システムの構成例

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