チームスピリットは7月25日、同社が提供している働き方改革のプラットフォーム「TeamSpirit」の新バージョン「Summer'17 (V5.140)」の提供を開始したと発表した。

「TeamSpirit」は勤怠管理、経費精算、工数管理、カレンダーを一体にしたツール。今回のアップデートでは、スマートフォンアプリ版「TeamSpirit1」の機能として「工数登録」機能が追加された。これまで、モバイル専用機能として「勤怠打刻」「経費登録」「領収書OCR」を提供していたが、工数登録機能の搭載によってモバイルワークの多い営業担当者などはPCを使用しなくてもスマートフォンで工数を登録できるようになった。作業報告も記入できるため、設定により日報として工数実績と合わせて上司に報告することができる。

また、TeamSpiritのWebタイムレコーダやモバイルアプリTeamSpirit1で勤怠打刻する場合、GPS機能によって打刻した位置情報を取得し、標準のチャットツール「Chatter」を通じて上司や人事担当などに位置情報をメッセージとして送ることができるようになった。これにより、部下や社員がテレワークをしたり、取引先に直行(また直帰)したりする場合、所定の場所で業務を開始・終了したかをリアルタイムで確認することが可能になった。

退社打刻時の位置情報取得画面イメージ

さらに、オフィスへの入退館時刻と勤怠時刻の乖離をモニターする機能が強化され、ユーザー企業の多様な勤務体系やニーズに対応できるようにしたとしている。

そのほか、勤怠未入力日や残業/早朝勤務の未申請がある場合に日次/月次確定申請を制限する機能や、直行/直帰申請がされている場合に、乖離判定エラーを出さないよう変更が行われている。