消費者庁はこのほど、「2016年度消費生活に関する意識調査」から、「フィンテック等に関する調査」の結果を発表した。調査時期は2017年2月、有効回答は満18歳以上の個人3,000人。

フィンテック、78.3%が「知らない」

フィンテックの認知度を調べたところ、78.3%が「知らないし、利用したこともない」と回答。他方、「聞いたことがあるが、内容はよく知らず、利用したことがない」は11.1%、「利用していないが、内容は知っている」は6.0%、「利用しており、よく知っている」は4.6%にとどまった。

「利用している、内容は知っている又は聞いたことがある」割合は、「フィンテックを利用した決済・送金・モバイル決済」が19.3%で最も多く、次は「フィンテックを利用した決済・送金・仮想通貨」が16.9%だった。

フィンテック利用者のうち、「日常的に利用している」人は55.1%で、95.6%が便利だと感じていた。

フィンテックの各サービスが普及した場合、「不安」と答えた割合は32.3%。具体的には、「個人情報の流出」が79.3%で最多となり、以下、「本人認証を悪用される等によるなりすましの詐欺」が67.3%、「新しいサービスに規制が追いつかず、悪質業者が参入する危険性」が51.4%と続いた。

フィンテックが普及した場合の不安の内容(出典:消費者庁Webサイト)

フィンテックで使用したい非対面の本人認証の方法を聞くと、「よく分からない」が40.2%、「指紋認証、静脈認証等の生体認証(顔認証を含まない)」が36.3%、「文字列・数字等のID、パスワード、暗証番号」が26.5%の順となった。