タカラトミーアーツは7月27日、関西国際空港第1ターミナルビルに史上最大規模となる145台のガチャ(カプセル自販機)を設置する。同社は2016年7月より、成田国際空港にて外国人旅行客向けのガチャコーナー「JAPANESE CAPSULE TOY GACHA」を開始。現在、全国の空港に拡大展開しており、今回、関西国際空港でもすでに展開している第2ターミナルビル(国際線)に加えて、第1ターミナルビルにも設置することなった。

関西国際空港第1ターミナルビル2階国内線出発・到着フロアでの設置イメージ

同社は2016年7月より成田国際空港と協業し、第2旅客ターミナルにガチャの設置を開始し、現在162台のガチャマシンを常設している。さらに、2017年4月からは関西エアポートと協業で、関西国際空港の第2ターミナルビル(国際線)国際線出発ロビーで96台、出国審査場を通った先の国際線出国エリアで22台の展開を開始した。また、北海道の旭川空港に34台、東京シティエアターミナルに20台と設置場所が続々広がっており、いずれのコーナーも、通常のガチャ売場の約3倍から5倍の売上を毎月達成しているという。

タカラトミーアーツではこのプロジェクトを「JAPANESE CAPSULE TOY GACHA」と名付け、ガチャブランド「パンダの穴」を共同展開している電通テックの協力のもと、「あまった小銭をオモチャに! 」「なぜか日本で売れてます」というキャッチコピーを多言語で掲出するなど、"外国人旅行客の心を捉える売り場作り"を実施。利用者の8~9割は外国人旅行客で、日本ならではのカプセルサイズのお土産として広く親しまれるようになったという。

関西国際空港では、現在計118台のガチャマシンが設置されている第2ターミナルビル(国際線)の集客が好調なことを受けて、7月27日より新たに第1ターミナルビルに計145台のガチャマシンを設置する。これは 「JAPANESE CAPSULE TOY GACHA」史上最大規模の展開となる。

成田国際空港の設置例

関西国際空港第1ターミナルビルでは、2階国内線出発・到着フロア中央のエスカレーター下に89台のマシンを設置するほか、出国審査場を通った先の国際線出国エリアでは、どの搭乗口を利用してもガチャに触れることができるよう、北ウィング、南ウィングそれぞれの先端駅、中間駅に15台前後ずつマシンを設置し、タッチポイントを増やした。設置台数は国際線出国エリア合計で56台、第1ターミナルビル全体で145台になる。第2ターミナルビル(国際線)と合わせると、関西国際空港全体で合計263台のガチャが設置されることになる。

あわせて同社は、7月10日現在における成田国際空港ガチャ売上ベスト10を発表。1位の「パラ斎藤さん」は、頭の中にいるパラサイトする宇宙人をテーマにしたフィギュアで、特に外国人に大人気とのこと。2位は「シャクレルプラネット2」で、顎がシャクレている動物たちのフィギュアであり、第1弾は全国で100万個販売した大ヒットシリーズとなっている。3位は「パンダの穴 ZooZooZoo第4弾 のんきだ寝」で、動物たちが寝ているポーズをフィギュアにしたシリーズとなる。

成田国際空港ガチャ売上ベスト10

成田国際空港ガチャ売上ベスト10
1位 パラ斎藤さん
2位 シャクレルプラネット2
3位 パンダの穴 ZooZooZoo第4弾 のんきだ寝
4位 ディズニーキャラクター ファッションリング★スペーシー Pixar Ver.
5位 ディズニーツムツム フィギュアマスコット
6位 トイ・ストーリー エイリアンスウィーツマスコット Party
7位 パンダの穴のパンダのアナ
8位 ディズニーキャラクター クレイジーアートマジック
9位 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 デスクトップ ファースト・オーダー Part2
10位 ポケモングッズコレクション おやくだちスペシャル

一方、7月10日現在における関西国際空港ガチャ売上ベスト10は、以下の通り。

関西国際空港ガチャ売上ベスト10

関西国際空港ガチャ売上ベスト10
1位 パンダの穴 ZooZooZoo第4弾 のんきだ寝
2位 シャクレルプラネット2
3位 パンダの穴 妄想チュ~
4位 ディズニーツムツム ポケツムライト
5位 トイ・ストーリー ミニカプセルマシン Part3
6位 ミニオンズ マスコット
7位 日本信号 ミニチュア灯器コレクション
8位 カプセルプラレール きかんしゃトーマス 走れ! 世界のなかまたち編
9位 ハリー・ポッター マスコットコレクション
10位 ひつじのショーン キャラウォッチ Part3