JR九州は20日、今月発生した九州北部豪雨の影響で運休している特急「ゆふ」について、7月24日から日田~大分・別府間で運行を再開すると発表した。7月31日までの臨時運転とし、8月以降の運転計画については決まり次第、発表する。

特急「ゆふ」は7月24日から日田~大分・別府間で運行(写真は2013年撮影)

特急「ゆふ」は通常、久大本線経由で博多~別府間2往復・博多~大分間1往復の計3往復が運行されている。久大本線では7月5日以降の大雨で、光岡~日田間の花月川橋梁が流失するなどの被害が発生。特急「ゆふ」「ゆふいんの森」は終日運休となり、特急「ゆふいんの森」は7月15日から博多~由布院間(小倉駅・大分駅経由)で臨時運転を開始している。特急「ゆふ」についても、運転区間を短くした上で1日2往復の臨時特急として運転を再開することとした。

7月24~31日の期間に臨時運行される特急「ゆふ」は計4本。運転時刻は上り「ゆふ82号」が大分駅8時21分発・日田駅9時58分着、下り「ゆふ81号」が日田駅9時8分発・大分駅11時2分着、下り「ゆふ83号」が日田駅10時41分発・大分駅13時25分着、上り「ゆふ84号」が別府駅17時42分発・日田駅19時35分着。

久大本線では快速・普通列車も大雨の影響が続いており、光岡~日田間を終日運転見合わせとし、久留米~光岡間で本数を減らして運転している。同様に大雨の被害を受けた日田彦山線も、添田~夜明間で終日運転見合わせ、田川後藤寺~添田間で本数を減らしての運転となっている。