ユミルリンクは7月19日、メール配信システム「Cuenote FC」に、ABテスト機能やIDリスト連携機能などのマーケティング機能を強化した最新版を提供開始すると発表した。

同システムは、並行処理指向言語「Erlang」で開発され、1時間あたり450万通以上の一斉メール配信速度を実現。月間のメール配信数36億通の実績を誇るメール配信システムとなる。

今回の機能強化では、「ABテスト機能」「IDリスト連携機能」「ディープリンク効果測定機能」を実装。

ABテスト機能では、テストを実行する割合と評価基準を事前に設定するだけで、テスト配信から評価・実行のプロセスを自動化することが可能となる。これにより、「メール開封率を改善することを目的とした件名のABテスト」や「メールのクリック率を改善することを目的としたコンテンツやクリエイティブのABテスト」を自動で実行することができる。

さらに、件名もしくはコンテンツに専用のタグを挿入し、1回の登録で、ABパターンそれぞれのメール文章を設定できるため、2種類のメール文書を登録する運用負担も軽減する。

ABテスト機能イメージ

IDリスト連携機能は、メールアドレスを保有しないマーケティングツールから出力された「会員IDリスト」と企業が保有するメールアドレスを含む「会員データ」をCuenote FCが紐づけ、連携にかかる開発負担の軽減や各種マーケティングツールとの連携を可能としたもの。

IDリスト連携機能イメージ

また、ディープリンク効果測定機能は、クリック測定機能を拡張し、ディープリンクに対応するもので、モバイルアプリ内の特定ページに直接遷移するためのリンクに対する効果測定が可能となった。