米Googleは7月19日 (現地時間)、モバイルデバイス向け「Google」アプリ (Android、iOS)で、アップデートした「Feed (フィード)」の提供を開始した。米国ユーザーからロールアウトし始め、今後数カ月をかけて他の国・地域に拡大する予定。

Googleアプリでは、検索ボックスの下に「Google Now」が表示されている。Google Nowは、ユーザーが設定したカスタマイズ、Google検索やカレンダー、メールなどと連動して、ユーザーが求めていると思われる情報 (関心のある分野のニュース、好きなスポーツチームのスコアなど)、必要とする情報 (移動ルートの交通情報、ホテルやフライトの予約情報など)をプロアクティブに提供する。ユーザーが調べたいことを検索するWeb検索に対して、Google NowはGoogleがユーザーを理解してユーザーが求めている情報を提供するもう1つのGoogle検索といえる。

昨年12月にGoogleは、ユーザーの設定によってはカードが増えすぎて情報が見分けにくくなるGoogle Nowを、「Feed」(興味のある分野のニュース記事やブログ記事のおすすめなど)と「Upcoming」(予定や予約など個人的な情報をまとめたダッシュボード)の2つのタブに分類した。そして、ユーザーにとって重要な情報やユーザーが興味を持つ情報を見分ける機械学習アルゴリズムの改良を進め、Googleのニュースフィードと呼べるFeedを成長させてきた。

ニュースの概要をつかめる記事の下で様々な意見を紹介 (中央)、「Stranger Things」の検索結果カードにFollowボタン(右)

新しいFeedでは、ユーザーがGoogleのサービスやデバイスを利用するインタラクションだけではなく、その場その時のトレンドなどもプロアクティブな情報提供に加味する。また、ユーザーの関心の度合いにも対応する。例えば、写真とフィットネスに興味があるけど、写真は大好き、フィットネスは健康維持ために運動する程度というような違いが、フィードにストリーミングされるニュースや情報のバランスに反映される。

新しいFeedでは、Googleのサービスを利用しながら簡単にパーソナライズを調整できる。例えば、Google検索でドラマを検索した時に、結果のカードに「Follow」ボタンが表示され、クリックするとFeedでフォローするトピックに、そのドラマを追加できる。

Facebookのニュースフィードでは、友達が読んだニュース、共有したり「いいね!」を付けたニュースが表示されるため、つながっているグループの傾向がフィードに反映されて、それが偏りを生む原因の1つになっている。GoogleのFeedはソーシャルなインタラクションとは関係なく、ユーザーが興味を持っているトピックについて、ユーザーが必要とする情報を提供する。1つの見方や意見に偏らず、様々な切り口のニュースや意見を紹介し、また可能な場合はファクトチェックを行えるようにする。

The Vergeによると、「Google Now」に代わって「Feed」がGoogleのニュースフィード・サービスの名称になる。また、Washington Postによると、GoogleはWeb版のGoogle検索へのFeedの統合も計画している。